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東京都
緊急輸送道路沿道建築物の耐震化

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葛飾区立石 Hマンション(世帯数67戸)
鉄筋コンクリート造 7階建

工事期間:7か月

東京都の
「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を促進する条例」
に基づく耐震補強工事を施工させていただきました。

この条例は、大地震が発生した際に、輸送の大動脈となる大通りを緊急輸送道路
として指定し、沿道建築物の倒壊による道路閉塞を防ぎ、都民の生命と財産を守る
とともに、首都機能を維持するために行われています。

補強方法を検討し、住民の方の生活に極力影響のない方法として、
完全外付耐震補強方法(ブレースが無い補強方法)をご提案しました。


補強完了後

補強完了後 東側
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補強完了後 西側
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【工事手順】
仮設工事(足場設置)→解体工事(バルコニー撤去)→目荒らし工事→アンカー工事
→鉄骨工事→型枠工事→コンクリート工事→仕上げ工事

施工前・施工中


施工前(東側) 赤枠部分に補強を行います。(6か所)
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施工前(西側) 赤枠部分に補強を行います、(12か所)。
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マンション全体で、18か所の補強を行いました。
その他、廊下部分に完全スリット、部分スリットの施工を行っております。
補強箇所、内容については耐震診断を行い、その結果を踏まえ耐震設計
を行い、補強方法、補強箇所を決定しております。

耐震設計については、指定判定委員会及び葛飾区の承認を得ており、
竣工後検査も完了しています。

本工事においては、バルコニーを一時解体し、補強後復旧という内容であり、
居住者の方に多大なるご協力をいただき完成致しました。
この場を借りて御礼申し上げます。

●仮設工事(足場設置)
 東側
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 西側
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●解体工事  バルコニーを撤去していきます
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バルコニーを撤去し、梁型を目荒らしし、アンカーを打ち込み鉄筋を入れていきます。
写真は、既存の鉄筋状況を探査機で調査している状況です。
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アンカ―工事(接着系)
既存鉄筋位置を避け、削孔します。
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削孔した穴に、接着系アンカー(ケミカルアンカー)を注入し、
アンカー筋を設置していきます。
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アンカー筋に鉄骨を緊結します。
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●鉄骨搬入状況
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●型枠工事
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●配筋工事
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コンクリート打設後、型枠を外し、仕上げ工事を行い完了です。
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●スリット工事
必要箇所を切込みます。
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切込み施工後
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スリット材を入れ、シール材を充填します。
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塗装状況
塗装を行い、完了です。
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